子どもに絵本の読み聞かせをしたいと考える人は多いと思いますが、じゃあどんな絵本を読んであげたらいいのか、絵本選びに困ってしまうことはありませんか?せっかくなら、子どもが喜ぶ絵本を読んであげたいですよね。
こちらの記事では、わが家で定期購読している福音館の月刊絵本『こどものとも0.1.2.』のおすすめポイントとともに、どんなところが子どもに喜ばれているのかをお伝えします!
絵本の定期購読が気になるけど、どれがいいのかわからないと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください♩
絵本選びに役立つサービス

絵本を購入するとき、あなたは何を基準に選んでいますか?
「好きなキャラクターや絵柄」「ストーリー性」などいろいろあると思いますが、そもそも絵本の数が多すぎてどう選んだらいいかわからないですよね。
そこでわたしが参考にしているのが、以下の4つのサービスです。
どれも有名なサービスなので見聞きしたことがあるかもしれませんが、以下で詳しくご紹介します!
自治体が配る冊子
わたしが住んでいた自治体では、出産後の1ヶ月健診の際に絵本1冊をプレゼントしてくれるいわゆる「ブックスタート」というサービスを行っており、あわせて絵本リストもいただきました!
王道どころは紹介している印象ですし、リストに掲載している絵本は図書館にもあるはずなので、購入前に図書館で中身のチェックをするのもおすすめです。

わが家では図書館が少し遠いこと、ベビーカーで行くと館内が狭く利用しづらかったこと、子どもが絵本をとにかくかじる子だったので、0歳のときはほとんど図書館を利用していません。
ミリオンぶっく
ミリオンぶっくとは、2006年より出版商社トーハンが発行している“累計で100万部以上発行された絵本を紹介する小冊子”のことです。
全国の書店にて無料配布されていますが、近くに取扱い店舗がない場合や品切れの場合、申込めば自宅まで着払いにて送付してくれます。
ただ、e-honならミリオンぶっくで紹介されている名作・絵本をすべて紹介しているので、冊子が不必要な場合はこちらが手軽で便利です♩
くもんのすいせん図書/読書ガイド
くもんのすいせん図書とは、“古今東西の優れた図書の中から、子ども達に人気が高く、内容的にも優れている本から650冊を選りすぐったもの”で、年齢ごとの13段階に分けて紹介しています。
読書ガイドは、そのすいせん図書650冊を掲載している冊子のこと。

冊子の読書ガイドは販売形式となっており、公文会員なら90円、非会員ならゆうメール(着払い)または切手代210円の郵送で自宅まで届けてもらえます。
一方、すいせん図書はPDFファイルにて無料で配付されているので、詳細は公式サイトをチェックしてみてくださいね。

福音館の児童書目録
『ぐりとぐら』で有名な福音館書店でも絵本選びに役立つパンフレットを配布しており、こちらはありがたいことに全て無料です!

とくに嬉しいのが「福音館の児童書目録」。
写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、とても分厚い冊子で福音館書店の刊行物(書籍)全点が写真入りで掲載されています!
これらの便利なサービスを活用するとしても、いざ絵本を購入するとなると、お金はもちろん選ぶ時間もかかりますよね。

それに、ついつい自分の好みで似たような絵本を選びがち!
なるべくお金も時間もかけずに絵本を購入したいな~と思っていたときに知ったのが、福音館書店の月刊絵本『こどものとも0.1.2.』 です。
福音館書店の絵本
福音館書店という出版社、わたしはそれまで良く知らなかったのですが、調べてみるとかなり有名な絵本を出版しているところでした。
読んだことは(覚えて)なくても、名前は知っている作品ばかりですよね!
わたしが福音館書店ならびに『こどものとも0.1.2.』を知ったきっかけは、実はベビーくもんの無料お試し体験!
>>ベビーくもんの無料お試し体験については、別記事「【ベビーくもん】無料体験で感じたメリット・デメリット!入会しなかった理由は?」でご紹介しています。

くもんの先生からおすすめされて購読することにしました♩
他の絵本定期購読サービスとの違い

絵本の定期購読サービスは出版社をはじめとする様々な会社が出していますが、福音館書店が他と圧倒的に違うのは、すべてが新作絵本ということです。

つまり、本屋さんにはまだ売られていない本が買えるってこと!
絵本はお祝いで頂くこともあると思うのですが、福音館の月刊絵本はすべて新作なので、すでに持っている絵本とかぶる心配がありません。
ただし、これについてはデメリットとして捉えられる部分もあり、悪く言ってしまえば“ベストセラーのような確実な評価を得ている本ではない”ということです。
新作ではなく「多くの子どもたちに愛されてきた絵本が欲しい」という方には、絵本ナビの定期購読がおすすめですよ♩

次で、『こどものとも0.1.2.』には他にどんな魅力があるのかご紹介します。
『こどものとも0.1.2.』の魅力
わたしが実際に購入して感じている魅力は、主に3つあります!
以下で詳しく説明していきますね。
絵本の定期購読の中で1番安い
絵本の定期購読サービスは数十社ありますが、どれも絵本は1冊1,000円前後。
一方、福音館の絵本はなんと1冊440円!
+送料150円で毎月ポストに投函してくれます。
送料込みで500円代で購入できるのは『こどものとも0.1.2.』しかありません!

絵本はたくさん読んであげたいけど、高いとやっぱり続けにくいですからね……
ただし、お安いこともあってカバーはハードカバーではなくソフトカバー。一般的な絵本と比べて耐久性は劣ります。
▼例えばこちらの絵本

どちらも福音館書店のものですが、左は書店で販売されている絵本、右が定期購読している絵本です。
書店で販売されている方はボードブックになっていて、表紙もハードカバーで分厚いです。

比べてみると、定期購読の絵本は厚みも薄く大きさもわずかに小さいことが分かります。


とはいえ、ベビーくもんの絵本やこぐまちゃんシリーズの絵本よりは分厚く丈夫!

0歳時に買ったこぐまちゃんの絵本は、やぶられかじられボロボロです(涙)
ハードカバーではないものの、食べられたりちぎられたりする心配がないので十分かなと思います。
角も丸くなっていて、最低限の配慮がなされているのが分かりますね♩
0歳児でも楽しめる音とリズム
くもんの先生に教えてもらったポイントでもあるのですが、 『こどものとも0.1.2.』の絵本はストーリー仕立てになっておらず、擬音や擬態語、同じリズムの繰り返しが多く使われています。
例えば、先に紹介した2021年10月号の『きのこのこ』。
「とっとこ とことこ きのこのこ。みんな げんきに あるいてく」。きのこのきょうだいが、みんな一緒におでかけです。
引用元:https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=6864
実際に声に出してみたらわかると思いますが、「とっとこ とことこ」がすごくリズミカルで読んでいて楽しいんです!
また、2022年4月号の『はいはいするもの よっといで』では、「はいはい」という同じ言葉が繰り返し使われています。
あーちゃんが、はいはい。「はいはいするもの よっといでー」と、あーちゃんが呼びかけると、かたつむり、かめ、はりねずみ、わにが「はーい はいはい」と次々にやってきました。
引用元:https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=7045

こうした工夫が0歳の赤ちゃんをも楽しませてくれるんですね!
長すぎず短すぎないページ数
もともと擬音や擬態語が多いのですぐに読み終えてしまうのですが、何度も読むとなると長いページ数は疲れますよね。
『こどものとも0.1.2.』の絵本は、すべて22ページ。これは表紙・裏表紙もカウントした数値のため、実質読むことになるのは20ページです。
子どもが聞き取りやすいようにゆっくり読んでも、読む側も聞く側も飽きることなく、最後まで楽しめることできますよ!

子どもは気に入ると何回も読んでとせがむので、 何回読んでも苦にならないページ数なのはありがたいです!
定期購読の注意点
おすすめの定期購読ですが、注意しておきたいポイントが3つあります。
年間購読にしても安くならない
購読プランは「月額払い」「6ヶ月」「年間購読」から選ぶことができますが、どのプランにしても支払総額は変わりません。
絵本の本体価格440円+送料150円を都度払うか、6ヶ月分または1年分を先払いするかの違いのみで、残念なことに割引制度がありません。
また、どのプランでも途中解約は可能なので、解約する可能性がある場合は月額払いが安心です。

わが家は続ける予定なので年間購読にしています!
バックナンバーはネットで購入できない
過去の定期購読絵本が気になった場合、購入する方法は書店注文(在庫がなければ取り寄せ)のみ。
ネットでの購入はできず、もちろんAmazonや楽天市場などにも流通していません。
単品での注文は書店に問合わせる手間がかかるので、年間のラインナップを確認し、1つでも気になる絵本があれば定期購読で申し込んでおく方が楽かなと思います。
※年間ラインナップは福音館書店公式サイトから確認できます。
なお、人気作品については絵本ナビなどでセット商品として購入できることもありますよ!

年齢に応じたシリーズに自動切替されない
『こどものとも0.1.2.』はその名の通り0~2歳を対象としており、2歳以降は年少版にうつります。

しかし、子どもが2歳を超えたからといって、購読シリーズが自動的に切り替わるわけではありません。
シリーズを変更する場合は今までのものを解約し、新たに購読を希望する月刊絵本を申込む必要があります。

申込みが重複しないよう注意が必要です!
わが子のお気に入り絵本3選
わが家が定期購読を始めたのは2021年10月~ですが、その中で子どもが特に気に入った3冊をご紹介します!
さんかくならんで

カラフルな色彩の三角を使い、さまざまな表情を見せてくれる絵本。
わが子はどのページでも楽しそうに笑ってくれるので、最初に読んだときはあまりのハマり具合にびっくりしました……!
起承転結がないことでどのページから読んでも楽しめるので、親側も読みやすいと思います!

この絵本で三角形も覚えてくれたらいいな~なんて思います
おんぶにだっこにかたぐるま

子どもが大好きな「おんぶ・だっこ・かたぐるま」がテーマ。
「ゆらゆらゆら」「ゆっさゆっさゆっさ」といった擬音語が楽しく、一緒に遊びたくなる絵本です。
「だれかのるこはいないかな」という繰り返しのリズムも気持ちよく読めますよ!

実際にだっこして「ゆらゆらゆら~」と読むと、とっても嬉しそうにしてくれます!
めだまやき

フライパンで目玉焼きを作る、という工程を描いた絵本。
たまごをわるときの「ぽんっ」、たまごを焼く「じゅっじゅっ」といった音の響きが気持ちいいです。
黒・黄色・白のハッキリとした色のコントラストが赤ちゃんをひきつけてくれますよ♩

届いたその日にすぐ読んだのですが、わが子は「じゅっ。やきましょう」のセリフで大爆笑していました!笑
まとめ
ここまで魅力と注意点をご紹介してきましたが、わたしが思う良い点・残念な点をまとめます!
残念な点と書きましたが、個人的には安いし子どもは気に入ってくれてるので、そこまで気になりません。

ただ、わたしは海外の絵本も気になっているので、子どもがもう少し大きくなったら別の定期購読も試してみたいな~と思っています!
改めて『こどものとも0.1.2.』は、下記のような絵本を求めている方にぴったり!
ぜひ購読して、たくさん読み聞かせしてあげてくださいね♩
以上、福音館の月刊絵本『こどものとも0.1.2.』の魅力をご紹介しました!絵本の定期購読を検討している方の参考になれば幸いです。
コメント